先日、講師とFumieはいつものように散歩に出かけました。

電気屋さんのショーウィンドゥの前で講師が足を止めて言います。
「Fumie, 見て、見て。素敵なキッチンセットがあるよ!」

Fumie「うわ~ ほんとだ。」
   (すっごいIHレンジだな・・・システムキッチンみたいや。)
講師 「ね、あのミルクパンとポットの組み合わせ、スタイリッシュだね。」

えっ、鍋のこと話してるんや!

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同じものを見ているつもりが、全然違う・・・・。
まあ、よくあることです。

同じ風景の中を一緒に歩いていても、
二人の見る世界は、どうやら違うのですね。

二人に限ったことではなく、
一人で同じ道を通っても、
昨日と今日では目に入るお店が違うんです。

昨日はなぜか和菓子が無性に食べたくて、どの角に和菓子屋さんがあったか、
頭の中は餡子だらけ、
和菓子店しか目に入ってきませんでした。

 

こんなこともよくあります。↓

「ね、Fumie、昨日食べた焼肉、美味しかったね。」
Fumie「・・・・? 」
(えっ?うそ、食べてへんで。私に黙って食べに行ったんかな???)」

講師 「ほら、あのコンビニで買った弁当だよ。」

確かに、焼いた肉が入っていた・・・・。

”焼肉”という言葉からFumieが想像するのは、
鉄板や網の上でジュージュー音を立てて焼きながら食べるアレ。
食べ物というより体験に近い。

”焼いた肉” では物足りないんだけどっ。

同じことを話しているつもりが、
頭の中に浮かべていることは全然違ってたりする。

 

一人一人、違う地図と辞書を持っている

”人はそれぞれ独自の地図を持っている”という考え方があります。
同じ風景の中に一緒にいても、持っている地図が違うので、見えるものが違ってくる。

でもつい、自分持っている地図と同じものを、相手も持っている、と思ってしまうのですね。
そこから生じる、
「なんでわかんないのかなあ」

でもそこで、持ってる地図が違うんだってわかっていると、
一気に問題解決です



「あっ、そうか、違うんだ。違ってて当たり前なんだ。」

と思える。

そして、相手の地図に興味津々になってしまったりして・・・

 

地図だけでなく、人はそれぞれ独自の辞書も持っていて、
同じことを話しながら頭の中に浮かべているイメージは異なっている。

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この一人一人違う地図と辞書。
自分以外の地図や辞書をたくさん見ることができるようになると、
世界が広がります。

Fumieの地図や辞書は、まだまだ狭いな、小さいなと思うのですが、
自分以外人の地図や辞書を通して見る世界は、
とんでもなく面白い。

 

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TIMOTHYII

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